香水を入れる容器として、ガラス瓶がよいのでしょうか。
現在では、様々な容器は樹脂(プラスティック)製になっていますね。
樹脂は、軽く安価で丈夫で量産可能だし、形を作るのもかんたんです。
しかし香水や一部の香料・薬品の容器には依然としてガラス瓶が使われています。
ガラス瓶は、ガラス素材自体が自然劣化、経年劣化に強いだけでなく、
それを保管する中身の物質に対して強い耐性を与えるからです。
香水・香料の場合、光や熱に弱いという弱点があります。
さらに、温度変化や酸化にも弱いのです。
香水瓶をガラスにすると、その耐熱性や耐腐食性、
酸素透過性の低さや水蒸気透過性の低さ、
また熱伝導率の低さなどから、中身の香水を保護してくれるというメリットがあるのです。
さらに、ガラス瓶には対環境耐性だけでなく素材独自の美しさがあることも見逃せません。
ガラス素材の魅力や美しさが多くの人を魅了します。
香水は香りのみならず、その雰囲気、醸し出す世界というものも
美しさを際立たせていなくてはなりませんね。
そのため、ガラスの持つ美しさは香水瓶にふさわしいと言えるでしょう。
香水瓶がはじめて創り出されたのは、紀元前の時代と言われます。
その頃から、つねに王様や貴族の調度品であり続けてきたのです。
皿や茶碗などの実用性が必要なものと違ってが、
香水を入れる瓶ですから、入れ物の役割がはさせればとりあえずよかったわけです。
香水瓶の装飾性を高める要因はこんなところにもあったようです。
そして、当時は金と同じかそれ以上の価値があると認められていた香料ですから
香水瓶は富や豪華さの象徴でもありました。
ガラスは、そんな香水瓶としての役割を果たすにもふさわしい素材です。
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